インモードってどんな施術?効果やリスクについて解説

最近新しいたるみ治療として注目されているのが、切らない小顔治療として人気の「インモード(InMode)」と呼ばれる美容医療機器です。RF(ラジオ波ともいわれる高周波エネルギー)を用いて、皮下組織にアプローチしながら肌を引き締めたり、脂肪を減らすことをサポートする施術として韓国で話題となり、今では日本の多くの美容クリニックで導入されています。

人気の施術ですが、リスクや注意点を知らずに受けると後悔するという口コミも。この記事では「インモードとは何か」という基本から、期待できる効果やリスク、施術の頻度などを詳しく解説します。インモードによるリフトアップやたるみ改善を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!
インモードとは?
インモード(InMode)は、イスラエル発の医療機器メーカーが開発した美容医療機器です。RFを使用し皮膚や皮下組織へアプローチすることで、リフトアップや脂肪の分解、肌質改善など、多角的な美容ケアを行うことができます。
インモードは様々なモードがあり、お悩みに合わせてカスタマイズが可能です。
MiniFX(ミニFX):皮膚を吸引しながら高電圧RF(高周波)を照射することで、余分な脂肪細胞を破壊し、肌を引き締める
Forma(フォーマ):ノンインヴェイシブ(切らない)方式で、皮膚表面から高周波を与え、リフトアップやコラーゲン生成を促す
FaceTite/AccuTite:顔やあご下などに照射し、たるみ引き締めやフェイスラインを整える
BodyTite:皮下脂肪層をターゲットにRFを照射しボディラインを整える
Morpheus8:ニードル(マイクロニードル)とRFを組み合わせ、真皮層を中心にアプローチ

MiniFXとFormaを組み合わせた施術を「インモードリフティング」や「インモードVリフティング」として提供しているクリニックが多いです。
インモードの効果
インモードの最大の強みは、肌や脂肪、筋膜など、ターゲットとなる層に合わせてアタッチメントや施術方法を変えられること。それぞれの機能を組み合わせることで、多彩な美容効果が期待できます。ここでは多くのクリニックに導入され人気の高いMiniFXとFormaの効果について解説します。
MiniFXの効果
ミニFXでは皮膚を吸引しながらRF(バイポーラ型RF波エネルギー)を照射し、脂肪組織を40~43℃前後まで上昇させることで脂肪を溶解します。また、 2000ボルトのナノ秒RFパルス波を照射することで、肌の深部までにRFパルス波が到達して脂肪細胞の破壊を誘発します。これにより効率的に皮下脂肪を減少させることができ、二重あごの改善や、お顔のボリュームダウン、フェイスラインの脂肪減少効果が期待できます。
RFには肌のコラーゲンの増成を促す作用もあるため、肌のハリ、引き締め、タイトニング効果も同時に期待できます。
Formaの効果
フォーマでは脂肪層ではなく真皮と表皮層にRFを照射し、肌表面を41℃~43℃まで上げることで真皮層からコラーゲン生成を活性化させます。コラーゲン・エラスチンの生成が促されることで、小じわの解消、肌質の改善、肌の引き締め、ハリ感アップ、肌のトーンアップ効メスを使う施術に比べてダウンタイムが少なく、忙しい方でもトライしやすいのがインモードの魅力。部位や施術内容にもよりますが、「施術後すぐメイクOK」というプランもあります。

メスを使う施術に比べてダウンタイムが少なく、忙しい方でもトライしやすいのがインモードの魅力。部位や施術内容にもよりますが、「施術後すぐメイクOK」というプランもあります。
どんなリスクがある?
インモードは比較的安全とされていますが、いくつかのリスクや注意点があります。
赤みや腫れ
照射による熱刺激や針刺激で、一時的に赤みや腫れが生じることがあります。多くの場合、数日から1週間ほどで落ち着きます。
やけど・水ぶくれ
エネルギーの出力レベルや施術者の技術次第では、軽度のやけどや水ぶくれが発生するリスクも。経験豊富な医師や看護師による施術が重要です。
内出血・痛み
ミニFXで吸引をすることで内出血や痛みが出ることがあります。痛みに敏感な方は麻酔クリームなどを使用することも検討しましょう。
色素沈着
施術後に紫外線対策を怠ると、肌が炎症を起こし、色素沈着を引き起こす可能性があります。

インモード施術を受ける際は、クリニック選びが非常に大切。事前カウンセリングでリスクやダウンタイムの可能性をしっかり確認し、アフターケアの方法やスケジュール管理を相談しましょう。
どれくらいの頻度で受けたらいいの?
インモードの施術頻度の一般的な目安は以下のとおりです。
MiniFX(ミニFX)の施術頻度
初期段階: 1~2週間に1回
最初の1~3回は短い間隔で行うことで、効果を効率的に引き出します。
維持段階: 1~2カ月に1回
脂肪減少や引き締めの効果を維持するため、定期的な施術がおすすめです。
Forma(フォーマ)の施術頻度
初期段階: 1週間に1回
4~6回の施術を1週間ごとに行うことで、肌の引き締め効果を最大化します。
維持段階: 1~2カ月に1回
肌の弾力やハリを保つために、定期的な施術が推奨されます。
Vモードリフティングの施術頻度
初期段階: 1~2週間に1回
最初の3~6回は短い間隔で施術を行うことで、リフトアップ効果を実感しやすくなります。
維持段階: 1~2カ月に1回
効果を持続させるために、定期的な施術を受けることが望ましいです。

「早く効果を出したい」と過度に詰め込みすぎるのはNG。肌や組織の回復時間も必要なため、医師の指示をしっかり守りましょう。
まとめ
インモードはRFを気になる部位に照射することで、たるみ改善や肌質向上、脂肪分解など多彩な美容効果を期待できる施術です。切らずに行えるためダウンタイムが比較的少なく、忙しい方や「メスを使うのは抵抗がある…」という方にも人気が高まっています。
一方で、エネルギーの出力調整や照射部位の選定など、施術者の経験と技術が求められる点も見逃せません。リスクを最小限に抑え、最大限の効果を得るためには、症例数の多いクリニックや信頼できる医師を選ぶことが重要です。

「痛いのは苦手…」という方にもおすすめのたるみ治療「インモード」。気になった方はぜひ施術を検討してみてください!